飛行機が好きな私は関西空港で働きたいと思っていましたので、学校に求人票が来ていたAASに入社をしました。人事異動がない勤務地限定の「専任職」で、化粧品に興味があったため免税店を選びました。ディオールや資生堂など、世界の有名ブランド約10社の華やかで美しい化粧品に囲まれて、毎日楽しく仕事をしています。外国人のお客様が多いので、職場には通訳も務めてくれる外国人スタッフがたくさんいますが、みんなが忙しい時などはお客様が持ってこられた写真などを元に、片言の中国語などで会話をしながらお客様のご希望の商品を揃えたりします。入社するまでまったく知らなかった中国語を、まさか自分が話せるようになるとは思ってもいませんでしたが、周りのスタッフのおかげで、「中国語が上手だね」とお客様にも褒めていただけるようになってきました。お客様が満足して「ありがとう」と言ってくださる瞬間には、大きなやりがいを感じます。
お客様の少ない時間帯には、なるべく外国人スタッフと会話をするようにしています。中国人のお客様が多いので中国語の勉強が中心ですが、聞き取れる単語を拾って意味を推理し、スタッフに確認しています。生きた中国語が学べ、それが仕事に生かせるのはとても楽しいです。休みの日には、仲良くなった外国人スタッフと遊びに行くこともあります。一般的な会社だと外国人の同僚は珍しいでしょうし、ここまで仲良くなれることはないかもしれません。仕事に慣れたら有給休暇を取って海外に出かけたいと思っていますが、中国、韓国、台湾、チベット、モンゴル、各国出身のスタッフから生の情報が聞けるので、休暇も存分に楽しめそうです。
研修で化粧品のことは一通り学びましたが、各ブランドから派遣されている専門スタッフからも、メイク方法や肌の手入れについていろいろ教えてもらっています。「最近、肌がきれいになったね」と言われる機会が増えました。プロの技の素晴らしさをお客様にもお伝えして、これからもお役に立ちたいと思っています。